
もしやと思ったらすぐ対応を!
水道代が先月よりとても高くなっている!水道会社より「漏水の可能性があります」と案内があった、など漏水のサインは様々です。
ただ水が流れ出しているだけだと思っていると、重大な事態が起こってしまう場合があり、水漏れにより深刻な二次災害を誘発しやすくなります。早く手を打たないと家屋の劣化や経済的損失につながり、最悪の場合は人命の危機を引き起こす恐れもあります。
漏水が関わる様々な被害

- 木材の腐敗
水漏れで被害の出やすい場所の一つに、床です。床の下には様々な部分があり、それぞれ湿気がもたらす被害や、また一般的住宅造りに使われる合板フローリングは板と板を接着剤で貼り合わせています。その接着剤が劣化し、板同士がはがれて浮き上がってきてしまいます。被害の大きさによって対処法がかわり、最悪の場合にはリフォームをしないといけなくなります。

- 漏電の被害
水漏れなどにより浸水の被害が起こっている家電や照明やなどに触ると、感電する恐れがあります。また、漏電によって、壁などに使われる金属が発熱し、壁の中の木材やホコリなどから発火するおそれもあります。

- カビ発生と臭いの被害
水漏れに伴う湿気の停滞によって、カビや木材腐朽菌などの菌が発生・繁殖しやすくなります。これらは建材を汚染し劣化させるだけでなく、人体へも深刻な健康被害を与えます。

- 電化製品への影響
建材だけではなく、電化製品にも被害が及びます。水漏れや湿気などによって水分が絶縁体の中に入り込んでしまうと、漏電が起こる危険が高まります。電化製品の本体やコードが濡れると、故障がおきる場合があり、買い替えが必要となってきます。

- 水道代が高額に!
いきなり水道代の高額な請求がきてはじめて漏水に気づくこともあります。蛇口を閉めているのに水が出たままなど明らかな漏水には早急に対処すると最小限で抑えられますが、すぐ発見できない漏水で高額な請求がきたということも少なくありません。

- 集合住宅の場合は近隣住民への被害も
アパートやマンションなどの集合住宅の2階以上で暮らしている場合、階下の人へ被害を与えてしまうことがあります。
自分も水漏れの被害者なのに、階下の人にとっては加害者となってしまい、弁償を求められることも。